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Sayumi Anthonyさん


 

真っ白な部屋に、惜しみなく差し込む太陽の光。大理石に光が反射して、キラキラしている。格調高い光沢のある白いグランドピアノから、美しい音色が流れると、ソプラノ歌手が「アヴェ・マリア」を歌い始める。厳かな雰囲気の中、入り口のドアが開いて、モダンなスタイルにエレガントな刺繍が施されたウェディングドレスを着た新婦と、スタイリッシュなスーツ姿の新郎が入場。

 
チャペル
白が基調の美しいハワイカイ・マリーナチャペル。目の前には、青い海が見えるプライベートガーデンが広がる。
 

牧師さんのお導きの元、二人は愛の誓いを交わし、 ハワイの青い海が目の前に広がるプライベートガーデンに出て、ケーキカットとシャンパンで乾杯をした。コーディネーターの方たちがバラの花びらのシャワーを浴びせる。

青い空の下で、ヤシの木とハイビスカスが風に揺れ祝杯してくれる中、二人は今日、世界中で一番幸せなカップルに見えた。

 

式は二人だけ。アットホームで、ロマンティックで、そして天国のように美しかった。何より、新郎新婦が誰に気遣うこともなく、本当に幸せそうに二人の時間を楽しんでいるようだった。プロのウェディング・フォトグラファーが、笑顔の二人を手際よく写真に収めていく。

そんなカップルを満足そうに眺めながら、さゆみさんは言った。「最近はカップルだけで、ハワイで式を挙げる方もたくさんいらっしゃるんですよ。」まさに映画の1シーンのような、落ち着きのある美しい挙式を拝見させてもらったばかりの私は、これならみんな体験したがるだろう、と心から思った。

 

そして、驚いたのは、挙式の値段。送迎、サロンでのヘアーメーク、新郎新婦の衣装一式と小物一式、ブーケとブートニア、チャペルの使用料、牧師、ピアノ生演奏、シンガー、コーディネーター、フラワーシャワー、シャンパン、ケーキカット、挙式での撮影(CDとスライドショー)、これだけぜ〜んぶ付いて、なんと$1680なのだ。

 

値段に驚いたお客様に、「一人につき、このお値段ですか?」とよく聞かれるという。なんでも高いハワイ。 ハワイで結婚式、というと当然お高くつくイメージがあるのだが、さゆみさんはオープン当初からずっと「自分だったらどうしてほしいか」をイメージしながら、お客様に120%のサービスを提供し続けたという。だから、$1680、と宣伝しておいて、多々のオプションで加算して最終的には何倍もの金額になる、なんてことは 一切しないという。チャペルでの挙式サービスはすべて込みでこの値段なのだ。ドレスも、おしゃれなものは追加料金がかかる、なんてことがないように、選りすぐりのデザインを100着揃えてある。その努力の甲斐があって、創業から19年間一度もお客様からのクレームがないという。

それだけの評判を作り上げた裏には、彼女の「ブレない」生き方があった。

 

大学卒業後、名古屋にある母親の経営するサロンで働き始めたさゆみさん。コンテストで優勝したら、自分のお店を出す資金を投資してもらう約束を母親とする。そして見事日本ブライダル協会のコンテストで金賞を取ったさゆみさんは、ハワイのアロハ・タワーに最初のお店をオープンする。2年間の間、母親は1千万円を投資してくれたが、ビジネスは全く上手くいかなかった。それまでお金の苦労をしたことがなかったさゆみさんの目を覚まさせたのは、母親の「次の仕送りは、あなたの(飛行機の)チケット代」という言葉だった。

そこからは、どんな小さな仕事でも取ってきて、一人でヘアー・メイクの仕事を全部こなしながら会社をなんとか経営してきた。電気が止まったり、借金取りが会社に来たこともあったが、『苦しい』と思ったことは一度もないと言う。なんとかなるから、とにかくやる、と心に決めた。

 

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新婦のヘアー&メイクを担当するサユミさん。

 

転機が訪れたのは、10年経った頃。

ハワイのオプショナル・ツアー会社の人が「ビーチフォト・プラン」というのを出してみてはどうか、と言ってきたのだ。今でこそ、ハワイ・ウェディングでは大人気のビーチでの撮影。その当時、そのサービスをツアーのプランとして出しているところは他になかった。そして、これが大当たり。申し込みが殺到した。

 

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新郎新婦とスタッフとみんなで。

 

経営が軌道にのると、いろんなビジネスの話が舞い込んでくる。

でも、さゆみさんは他のことに手を出したいと思ったことはなかった。素敵なウェディングをリーズナブルなお値段でお客様に提供し続けることが、彼女がずっとやりたかったことで、これからも続けたいことなのだ。

 

SAYUMI BRIDALは現在ワイキキにある、マリオットホテル内のビーチフォト専門1号店と、挙式・着物・カラードレスの2号店、ヘアーメイクプロダクションの「ヘアーメイク・LISA・インターナショナル」に加え、ハワイカイにあるマリーナチャペルも運営している。ヘアーメイキャップ・アーティストも含め13名ほどのスタッフが在籍する中、さゆみさんは管理職スタッフのEビザもきちんとサポートしてあげている。スタッフとの信頼関係も厚い。ここでは、何もかもみんなで手作りだ。チャペルのデコレーションも、サロンのインテリアも、ケーキのデザインも、ブーケも、ウェディングのプロデュースも、みんなでアイディアを出し合って創る。あるものをどういう風にクリエーティブに変えていけるか、ということも経費削減でお客様にサービスをお安く提供できる大切な要素だ。

「私たちの仕事は、10%がヘアー・メイクなどのスキル的な仕事で、残りの90%は心のサービスなんです。手作業や心のサービスはタダで出来ること、だから惜しんじゃダメ!」 その言葉通り、彼女の1日はとても忙しい。

 

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今年のハロウィーンでの花魁衣装。これ、ぜ〜〜んぶ手作り!クリエイティブな他のスタッフも皆各自、自分で衣装作りをするとか。

 

毎日13組もの幸せカップルに、挙式サービスを提供し続けるさゆみさんとSAYUMI BRIDAL のスタッフ。彼女たちを見ていると、楽しさや幸せは伝導するんだな、と感じる。

 

「 毎日が楽しく、幸せな気持ちでお仕事が出来、お客様に感謝、スタッフに感謝、私を支えてくれる周りの人々に感謝しています。」というさゆみさん。ウェディングの仕事は私の天職、という言葉に一点の迷いも感じられない。『120%のサービスを』をモットーに、これからも全力で素敵なハワイ・ウェディングをプロデュースしてくれるだろう。

 

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「毎日お仕事をするのが楽しい」と言うサユミさん。オフィスで。

 

 

ハワイカイ・マリーナチャペルのウェディング(ビデオ)

SAYUMI BRIDAL 挙式インフォはこちらから:http://www.sayumiwedding.com/index.html

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