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Mayumi Avisさん


「実は私、ハワイが大嫌いだったの。」と話すまゆみさんは、今年ハワイ在住18年になる。

「自然のエネルギーの中に入って生きる、という感じが嫌だった」という彼女は、現在、ダイヤモンドヘッドの周りを散歩したり、太陽に手を合わせて感謝したり、サンセットの写真を撮ったり、とまさに自然のエネルギーと共に生きている、という生活。

 

Mayumi 4

「こんにちは!」ととびきりの笑顔で挨拶する彼女と初めてお会いした時、どこかのジャズかロックバンドに所属している人かな、と思った。

 

トレンディーでシャープなヘアスタイルに、完璧なお化粧術。綺麗なラメが目から頬にかけてキラキラしている。そして極め付けは、上から下までのエキゾティックな黒系ファッション! “GOTH” と言われるロックやパンクミュージシャンに流行りのスタイルっぽいが、まゆみさん風の粋で上品なテイストが入っている。ハワイでよく見る『日本人』とはちょっと違う、と直観で感じた。

 

まゆみさんは、ミュージシャンではなく、ヘアー&メイクを世界をまたいでお仕事されてきたグローバルなスタイリストさんだった。東京、ニューヨーク、ハワイ、、、と仕事をしてきた都市は、どこも腕がなければ続けていけない競争率の高いところばかり。そんな厳しい職人世界で、20年以上も生き抜いてきたまゆみさんの腕の凄さは、現在のたくさんの顧客やラインアップされたお仕事から想像できる。

 

Mayumi 1

日本で美容学校を卒業後、腕のいいスタイリストとしてお仕事をしたい、という夢を彼女はなんとわずか23歳で叶えてしまう。働いていたサロンでは、評判も良く顧客もたくさん付いた。順風満帆で過ごしていたある日、もっと高い目標を目指したいという自身の願望に気付く。同時に、たまたま見ていたテレビの画面に映し出されたマンハッタンの映像を見て、自分がそこに居るビジョンが見えてしまった。いつも自分の気持ちに正直に生きる彼女は次の日、大胆な行動に出る。順調だった仕事をすっぱりと辞める決意をする。

 

もっと世界を旅して感性を磨きたいと1ヶ月後、パリに飛んだまゆみさんは向こうで芸術的な刺激を受け、帰国する。世界に出るならまず英語のスキルを上げよう、と外国人客の多い Andre Bernerd Hair Salon にスタイリストとして入り、初日に出会ったお客さんに、アメリカビザ抽選プログラムの話を聞く。興味半分で出した抽選に見事当たり、グリーンカードを取得。1年後アメリカに移住することになった。
スタイリストとしての雇用証明証を取得するために、まずは日本語でもオーケーという雇用の多いハワイに移り仕事を始める。取得後、ついに自分の姿をビジョンしていたニューヨークへと旅発つ。何の苦労もなく進んできたように見えるが、その陰での努力は並大抵ではなかっただろう。ニューヨークでは英語もままならない環境で、ストレスもピークに達し円形脱毛症にもなった。ライセンスも取得し、結婚もした。同時にニューヨークの厳しい冬の気候で体調を崩し、喘息になり仕事ができなくなってしまう。まゆみさんが大好きな仕事を続けられる環境に移ろう、と家族はフロリダに移ることになる。ここでも、新しいチャレンジを一つ一つクリアしながら、娘さんを出産し、子育てに奮闘しながらキャリアを積んでいった。
その後旦那さんの家族の都合もあり、ハワイに移り住んだまゆみさんは、ますます仕事に没頭する。ウェディング等の仕事も多々あるハワイで、まゆみさんのようにキャリアがあるスタイリストは重宝される。「今の美容の仕事が大好きです!」と胸を張って答えるまゆみさんは、かっこいい。いったい世界中の何人の人たちが、「自分の仕事が大好き!」と胸を張って言えるだろうか。

 

40歳を過ぎた頃、彼女には新しい目標が見えた。
「ウェディング・ヘアーメイクの仕事は順調だったけれど、もう一度ヘアサロンの仕事も始めたかった。」
彼女は、憧れのメンターでもある有名なスタイリストのヘアサロンの門を叩き、彼の元で自分がもう一度この仕事に挑戦したいことを伝えた。彼の元で新しくヘアサロンの仕事を始めることによって、大好きなウェディング・ヘアーメイクの仕事を辞めなければいけないかもしれない、という覚悟だった。ところがその時メンターが彼女に伝えたのは、「大好きな仕事を辞める必要はない。うちのヘアサロンで、できる範囲内で挑戦してみなさい。」というありがたい言葉だった。
現在はハワイで、大好きな仕事に没頭し、自然に囲まれた環境に感謝しながら生活するまゆみさん。
頬に輝くラメと同じくらいキラキラと目を光らせながら言う。
「夢を夢で終わらせないためには、行動しかない。あきらめないこと。自分を信じること。この世に自分が生かされていることを知り、感謝とありがとうを常に持つこと。」
いつも自分の心に正直に生きてきた彼女だからこそ、言える言葉だ。

 

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