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ハワイの男の色気って?

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大姐御とはいえ、私もただの女性ですので、異性である男性は、やはりそれなりの色気があってくれるのが、喜ばしく、またよろしいことであると思ってます。男女とも色気のある人は、受け取る方の五感を豊かにしてくれるありがたい存在です。花は、神様が人間にくださったギフトだそうですが、色気というのも、やっぱりどなたかが、性と生ある人間にお与えくださったギフトなんでしょうね。

 

男の色気というのは、顔の美醜とか、年齢とか、体型とかに関わりなく、その人の生きざまや、年齢に応じた自信、ちらりと見せてくれる「これって女にない考え方」など、はっとさせてくれる「うれしい驚き」などが、私の言う男の色気であると思っています。仕事に生きる男しかり、環境保全に尽くす男しかり、音楽や探検などに情熱を燃やす男たちしかり。したがって、私が感じるだけで、他の人には全く何のインパクトもない事もあるとは思いますので、この点はあしからず。

 

さて、さて、ハワイの男達が見せてくれる色気とは。

 

父親役の男たち。育児を女達に預けっぱなしで、てんで平気などこかの国の男と違い、ハワイの男たちは、赤ん坊、幼児、よちよち歩きのケイキ達を、それはよく、抱っこしたり手を引いて歩いたりしています。週末には日陰で寝かしつけたり、ベビーカーを押したり、プールで遊ばせたり、スポーツやお稽古事に送り迎えしたり、食べ物を根気よく食べさせたり。子供達を、公園やスーパーでも、堂々と、力強く、てらわずに、優しくはぐくむお父さん、お爺さんたちだって、何とも色っぽいです。

 

サーファーたち。だって、素朴に恰好がいいではないですか、あの方たち。締まったお腹とお尻を(ごめん、やっぱり、体型、関係ありました)、サーフボードに乗っけて、勇んで沖まで泳ぎ出る、波をかく上腕と肩の力強い事、次々にやってくる波しぶきに決断のバランスを取る、そして豪快にボードに立ちつつ世界を制覇するかと思いきや、あっけらかんと波に降伏する海男達。見ている人など気にせず、海の神が与える波と潮風とに没頭し、赤銅色の肢体をひたすら海水でつやつやとさせている彼ら。ハワイのサーファーは、ウエットスーツなんて着ないの。ショーツ一丁、ボード一本。色気ありますよねえ。頭髪なんかちょっと薄くなっているおじさんサーファーだって、ウン、十分、色気あります!

 

Oahu Hawaii January 2012

Photo by Daniel Barker Photography

 

こんな風に「ハワイの男の色気」の話をしていたら、ローカル友のレイラニさん、わかってないわねえという顔をして、こんな風に話してくれました。
「ハワイの男の色気は、ずばりフラの男達の色気がナンバーワンよ!」
レイラニさんは、公立学校の先生というお堅いお仕事なのですが、実は古典フラ(カヒコ・フラ)を伝えるハラウ(フラの学校)の準先生格。男性達にも古典芸能を伝えることにパッションを持つコーチでもあります。
「神聖なレイを飾った男たち、足を踏みながら裸の胸を素手で打ち鳴らし、中腰のまま、ささげる祈りの声、ハワイの男の色気なら、これに勝る男の色気ってないって断言できるわね」
レイラニさんが言うと、やっぱりそうかなあと思います。カネ・フラ、つまり男性フラは、褌風の腰巻に前垂れのあるものから惜しげもなく腹や大腿を誇示し、力強く、悩ましく。ウーン、やっぱり、色気たっぷりです。

 

男たちの踊るカネ・フラは、実はつい最近までかなり偏見で見られてきたという歴史がありました。やはり、100年間「男が腰振り踊りをするなぞ不謹慎」という、クリスチャン宣教師が植え付けた、長い間の偏見があったんですね。でも、フラは「心の言葉、ハワイの人々の心臓の鼓動だ」と言ったのは、カラカウア王。そのフラは、神と自然に祈りをささげる神聖な行為なのです。体を清め、鍛錬を重ねてフラを踊る男達、その男達が自信を持って、体で表現するハワイの心、その鼓動。伝わってきます。やっぱり、ハイ、色気コンテスト、ナンバーワン。(不謹慎で申し訳ない)
私が簡単に降参したので、気分をよくしたのか、レイラニさん、ちょっとマル秘の情報を伝えてくれました。

 

「昔は、フラを踊る男たちって、フラ・スカートの下は何も身に着けていなかったの。足踏みをして、汗を体中に光らせながら、クルリを方向を返る時なんかは、やっぱり、ちょっと見えちゃう時もあってねえ、フフフ」
神聖なフラカネの男達は、なんと、スッポンポンでフラを踊っていたというのです!!
そうだったんだあ、いやあ、そうだったんですねえ。所で、そういう伝統っていうのは、復活しないものなんでしょうね、やっぱり。

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